omikanの生活

omikanの暮らしを記録する観察ノート

思い出の黒部ダムへ②

 

みなさん、こんにちは。
omikanです。

 

早くも立冬を迎え冷え込みも身体にしんと染みてくるころですね。こたつから出られない時間が寒さに比例して伸びてきました笑

 

さてさて、今回は前回の続きとなる黒部ダムのお話です。

imori-kaeru.hateblo.jp

 

扇沢駅から黒部ダム駅に到着した私達一行はまず展望台へ向かうことになりました。
電気バスに乗る前に受け取った黒部ダムパンフレットを見て知ったのですが、黒部ダムって年中放流しているわけではないようです。当たり前ですよね、冬は凍ってしまいますから。どうやら観光放流というものは10月で終わってしまっていたそう。「あちゃー、残念だね、放流の様子はまた今度だね。」とhassaku氏とバスの中で話していたのです。

 

 

まあ、放流が見られなくとも立派なダムが見られれば良いと思い直し、展望台へ向かうことトンネルの中の階段220段。そうです、結構階段が多いのです、その代わり良き高さの見晴らしのいいところまで行けるのですが、普段運動していない自分の身体には堪えました。
やっとこ息を切らしながら、トンネルの階段を抜けて外に出ると涼しい風がまるでお疲れ様と労ってくれているかのように吹いて気持ちの良いこと良いこと。

 

 

 

 

 

 

 

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わぁ、絶景です!!
といいますか、なんてことでしょう。放流しているではありませんか。
そうなのです、実は放流に巡り合う事ができたのです。正直とても嬉しい。なんでしょうね、バスで見たパンフレットのおかげで一度気分が下がったからこその盛り上がりもあるのでしょうね。お天気にも恵まれて、ほんのり冷たい空気も合わせて心の底から気持ちよかったです。

 


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これが黒部ダムの放流の様子です。ご覧の通り圧巻の放水ですが、なんと高さ186 mから毎秒10トンほどの水を放出しているそうです。そうなれば水の降り注ぐ地面へのダメージが大きいということで霧状にして地面にソフトに水が落ちるように放出しています。だからこそのこの壮大な放流が見られるというわけです。お天気が良かったので美しい虹も姿を見せてくれました。

 

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その後、展望台から少し降りてダムのすぐ上に向かいました。見てください、こんな階段を降りるのです。降りているときは階段に集中していて凄さがわかりませんが、離れて見てみるとまるで千と千尋の神隠しの序盤で出てきた釜爺の工房へ千尋が向かうときに出てくる階段のようですね。

 

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そうして黒部ダムの放水口の真上まできました。下を覗くだけでなんだか足がすくみそうになります。小学生の頃来たときも足元がぞわっとしました。まるで吸い込まれそうなのです。
霧状に放流しているため、その水が風に吹かれて舞い上がってきます。だから放流口に近い場所はまるで雨が降っているように、水が降ってきます。霧雨程度ではなく傘が必要なくらい降っていました。おかげでアウターがびしょ濡れになりましたが、それはそれで良い思い出です。

 

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そんなびしょ濡れスポットではこんなにきれいな虹を見ることができました。
こんな絶景なかなかないです、運が良かったんだなと心のなかでニマニマしてしまいます。
そうそう、写真は撮れませんでしたが霧状の水しぶきのおかげでブロッケン現象が生じていました。霧に自分の影が大きく映し出され、その影のまわりには光の散乱による虹のようなものが生じるといういわゆるブロッケンの妖怪の原理ですね。hassaku氏と一緒にブロッケン現象を体験し、理系同士ワイワイと盛り上がりました笑

 

 

にぎやかに放流の様子を楽しんだ私達はこのあと黒部ダムの湖、黒部湖側を散策しに行きました。その話はまた次回にいたしましょう。

 

こういう場所って何歳になってもはしゃいでしまいます。
好奇心をくすぐられるのでしょうか。

 

では今回はこのあたりで。

 

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