omikanの生活

omikanの暮らしを記録する観察ノート

思い出の黒部ダムへ①

 

みなさん、こんにちは。
omikanです。

 

小さい頃の家族旅行ってしっかり覚えていなくてもなんとなく記憶に残っていて、その場所を再び訪れるととても懐かしい気持ちになりますね。年月が経って、新しく変わったところもあればあの頃のままのところもあって、そういう思い出のある場所っていいですよね。

 

今回は私にとってのそういった場所である「黒部ダム」のお話です。
小さい時、我が家は夏になると家族で旅行に行くのが季節のイベントとなっていました。色んな所へ行きました、那須高原修善寺蔵王、白馬などなど・・・。毎年父の運転する車で、わいわいと出かけたものです。ホテルに泊まって、その場所ならではの観光をして・・・。そんな夏の思い出のひとつが黒部ダムなのです。

 

 

話がやや逸れますが、当時小学低学年の私は織田裕二のファンでした。その頃、『ホワイトアウト』という織田裕二主演の映画が公開されていて、その撮影地が黒部ダムだったのです。母も織田裕二のファンでしたから、一緒に映画に連れて行ってもらって、撮影地であった黒部ダムの行ってみたいという話になったのです。というわけで訪れたかの有名な黒部ダムは、その当時の私にとってあまりにも大きくて、夏なのにひんやりとしていて、ダムの上から放流の様子を覗くのが怖かった気がします。でも今でもよく覚えているくらい、印象深い場所でした。

冬のライン「結晶」

 

それからはや20年以上です。
先日両親が長野に会いに来てくれて、「よかったら黒部ダムを見に行かないか?」という話になったのです。是非とも行ってみたいとのことで、hassaku氏と一緒にみんなで車に乗って黒部ダムへ。

 


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道中は素晴らしい紅葉の道でした。すこし前の記事でも書きましたが、紅葉がいい感じなのです。この鮮やかな風景が好きすぎてずっと見ていられる気がします。

 

 

立山方面に大町を抜けるかたちで運転してもらうこと2時間弱、扇沢駅に到着しました。黒部ダムを観光する人は、この扇沢駅という場所から電気バスに乗って行くルートになります。同じく長野の上高地と一緒ですね。少し前はトロリーバスというバスの見た目でありながら鉄道という日本で唯一の交通機関がありました。残念ながら2018年に廃止され、今は環境に配慮した電気バスとなっています。

 

扇沢駅できっぷを買い、バスに乗って15分の道のり。
道中では長い長いトンネルにあたります。これが関電トンネルです。長野県と富山県の県境に位置しており、平均10℃という寒さのこのトンネルは黒部ダム建設の際における黒部川第四発電所建設において最大の難所となった破砕帯がある場所です。

破砕帯では4℃程度の水が毎秒660 Lも流れ出しており、そのためにトンネル開通工事に非常に苦労なさったそうです。実際の破砕帯を横切るとき、たしかに凄まじい水の音を聞くことができます。

www.kurobe-dam.com

 

このひんやりとしたトンネル、当時小さかった頃の記憶がふと思い出されます。その当時はトロリーバスに乗って、同じように関電トンネルを抜けて黒部ダムまで行ったのです。
なんだかしんみり、時間が経つのは早いですね。



長くなりそうなので、今回は回数を分けてお話します。
今回はこのあたりまで、次回は美しい黒部ダムの写真も一緒にお見せしますね。

 

 

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