『土を喰らう十二ヶ月』:日本のごはんは美味
みなさん、こんにちは。
omikanです。
本日は曇り時々晴れの過ごしやすい一日でした。また後日記事にしますが、先日新しいストーブを迎えまして、それが温かくてリビングから動けないなんて日々を送っています。
さて今回は、つい前の11月11日に公開された映画『土を喰らう十二ヶ月』のお話です。
以前の記事でも名前をあげていたこの映画、とてもとても楽しみでした。楽しみすぎて公開初日の初回で見てきました笑
『土を喰らう十二ヶ月』は水上勉先生の名著であるお料理エッセイ『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』が原案となっています。主演は沢田研二さん、お料理の監修は土井善晴先生です。土井先生が関わっているだけでもうワクワクしてしまいます。
舞台は長野県。山奥で自炊をしながら生活する作家がこれまでに学んだ精進料理で腕を振るい、東京からはるばる訪れる編集者の女性が豪快に食べるというなんとも気持ちの良い作品です。十二ヶ月、つまり一年を通して作家のつとむさんが作家活動をしつつ、畑や山で採れた新鮮な野菜などで料理を作りつつ、暮らしていく日々が描かれていました。まわりの人間との面白い関わり合いもあり、ときにクスっと笑ってしまう場面や、神妙な面持ちになってしまうような場面もありました。
お料理は精進料理が数多く登場します。冬1月から物語は始まり、毎月の美味なものが作られていきます。シンプルだけれど手が込んでいて、それでいて味わい深い懐かしさのある日本の味。見ていてお腹が空きますよ笑
里芋のやきもの、たらの芽やわらびの山菜ごはん、かぶりつく姿が本当に美味しそうだったたけのこの炊き合わせ、梅干し作りだってありますし、後半で出てきたごま豆腐は本当に美味しそうでした。
11日の我が家の夕飯は柚子味噌のふろふき大根をメインに白菜のおかか和え、ゴロゴロ野菜のお味噌汁、人参と大根のきんぴらなどなど、お野菜だけの精進料理風御膳になりました。映画の世界を実際に楽しんでる気分になっていつもの数倍は美味しかった。
あまりに見ていて楽しかったし面白かったし興味深かったのでパンフレットを買ってきました。映画のいろんなシーンや裏話などなどが載っています。ゆっくりこれを読むのが映画の後の楽しみとなりました。今はちまちまと読み進めています、買ってよかった(*^^*)
原案となった水上勉先生の『土を喰う日々 ―わが精進十二ヵ月―』は知っていましたが、読んだことはありませんでした。今回の映画で、つとむさんがどんな暮らしぶりをしていたのかもっと知りたくなりました。きっと映画では出てこなかったあんな料理やこんな料理、面白いシーンが原案にはあるのではないか?と思ってしまうんです。近々元の本も読んでみようと思います。
自然の恵みをいただく=土を喰らう
なんか生きてるって素晴らしいなとふと感じました。
食事をもっと大切にします。
では今回はこのあたりで。
(映画とってもオススメです)